育児では楽しい面もありますが、疲れやストレスがたまりやすいですよね。また、保護者は育児の他にも家事や仕事などとやるべきことが山積みで、自身の体調変化に気づかないこともあります。
「何となく体がだるい」「疲れが取れない」といった症状は何が原因で、どう解消すればよいのでしょうか。今回は、育児疲れの原因と対処法について解説します。
「育児疲れ」とは
乳児期の何を求めてきているか分からないもどかしさ、イヤイヤ期、子どもの交友関係や成績など子供の悩みはつきません。
休みなく育児を続けることで気付かないうちに心身にはさまざまな不調が生じてくることがあり、そのひとつとして「育児疲れ」が挙げられます。
思わぬ病気が疲れの原因になっていることも考えられます。まずは育児疲れを引き起こす主な原因について見ていきましょう。
1.日常生活の変化
育児疲れの原因として最も多いのは、育児中ならではの日常生活の変化です。すべてが子どもを中心に回り、思い通りにならないことも多い育児は、ママの心身にさまざまな影響を及ぼします。たとえば以下のような“変化”が挙げられます。
・睡眠不足
生まれたばかりの赤ちゃんは2~3時間おきに起きて泣きながら空腹やおむつの不快感などを訴えます。
夜中でも赤ちゃんの泣き声に合わせて起き、お世話をしなければなりません。
赤ちゃんに昼夜のリズムができ、夜間にまとまった睡眠をとるようになるのは、個人差もありますが生後3~6ヵ月ごろのママは慢性的な寝不足に悩まされることになります。
慢性的な睡眠不足が続くと疲れがたまり、日中の眠気やだるさが生じるようになります。
・休みたくても休む時間がない
育児は体力勝負です。育児における活動量はウォーキングや軽めのジョギングに匹敵すると言われています。
ですが、疲れたからと言って子どもが空気を読んでくれることはありません。どんなに疲れを感じていても、ゆっくり一息入れることさえできないときもあるでしょう。こうした疲れの積み重ねが、やがて深刻な育児疲れにつながることもあります。
2.体調の変化
・自律神経の乱れ
妊娠中からの急激なホルモンバランスの変化により、産後のママにはさまざまな不調が生じます。
ホルモンバランスの変化に伴う影響は人により現れ方が大きく異なりますが、自律神経の乱れが引き起こされることもあります。自律神経が乱れると、動悸、立ちくらみ、めまい、頭痛、胃腸症状(便秘や下痢)といった症状が現れますが、強いダルさや抑うつ気分など精神的な症状が強く出るケースもあります。
また、自律神経の乱れは、産後のホルモンバランスの変化だけでなく、先に述べたような睡眠不足や疲れの蓄積が原因になることもあり、育児中であれば誰にでも起こりうるものだと考えておいてください。
育児疲れをなくすためには?
・子どものことをよく知る
1人や2人の子どもを毎日見ている保護者に比べて、保育者は10数人の子どもたちを日中ほぼ毎日見ています。それが可能なのは子どもたちの特徴をとらえてその子に合った言動をしているからです。
保護者は保育者と連携して、不安なことは共有し1人で抱えないようにしましょう!保育者は保護者の見方です!それも保育者の業務です!
・たまにはゆっくり休もう
保育所以外にも預けられる施設(ファミリーサポート等)や知らない友だちと出会える施設(子育て支援センター等)もあります。(別の記事で詳しく書きたいと思います。)
そのようなところに預けて少しリフレッシュしてみては?
必ずしも親戚や家族に頼る必要はないです!
・栄養バランスの良い食事を!
育児中は自分のことを後回しにしてしまいがちな保護者も栄養バランスの良い食事を心がけることは非常に大切です。特に朝食などを抜いている保護者は要注意。一日三食しっかりとエネルギーを補い、育児中の体に必要な鉄分などの栄養素を充分に摂取するようにしましょう。
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