近年は共働き世帯が増加しています。でも、住んでいる地域によっては待機児童数が多く、なかなか保育園に受け入れてもらえないケースもありますよね。
1.ベビーシッター
しかし、保育園に預けられなくても働いているママは大勢います。保育園や両親・親族以外の預け先 と、それぞれのメリット・デメリット について、ご紹介しましょう。
ベビーシッターに見てもらう場合は基本的に自宅に保育者を呼ぶことになります。
子どもが病気のときにも融通がききやすさや1対1でみてもらえる点がメリットでしょう。
また、「ナニー 」と呼ばれる人たちにお願いする場合、教育的な要素を含んだ保育 をしてもらえる場合もあります。
デメリットとして、自宅に他人を入れることに抵抗がある人や逆に1対1での保育に不安がある人は難しいかもしれません。また、費用は高額になります。
職場が内閣府管轄のベビーシッター派遣事業を利用している場合は、割引が受けられることもあります。一度確認してみましょう。
2.ファミリーサポート
地域で育児・介護などに関する「援助を受けたい人」「援助をしたい人」が会員になり、お互いに助け合うのが、「ファミリーサポート」という制度。
流れとしては、次の通りです。
1.ファミリーサポートセンターに利用登録。研修を受けたら、紹介された援助会員と事前に打ち合わせをします。
2.援助を受けたい日時が決まったら依頼をして、援助終了後に報酬を支払うのです。
報酬額は地域によっても違いますが、例えば新宿区の場合、午前7時から午後7時まで(年末年始を除く)の時間帯で、1時間800円です。
病児保育も行っている ことやベビーシッターよりは費用が安い傾向にあること。また、関係性が築ければとても利用しやすくなるので、その点がメリットといえるでしょう。
ただし、援助会員に特別な資格は必要ありません。基本的には「近所の方にお願いする」というイメージ です。その点がデメリットといえるでしょう。
その点はしっかり理解しておく必要がありますね。事前打ち合わせでしっかりと対話しておきたいものです。
3.幼稚園+預かり保育
幼稚園であっても、最近は早朝、夕方・夜間の預かり保育 が充実しているところが増えています。働くママに協力的な園の場合、フルタイムで働くことも可能です。
「子どもを幼稚園に入れたいけれど、働きたい」と思っているママにとっては、メリットになるでしょう。
ただし、ケースバイケースですが、園のお手伝いや行事が平日に行われるケースもあります。
また、預かり保育の料金は園ごとに違いますので、よく確認しておきましょう。
4.保育園の一時預かり
待機児童数が多く、とてもじゃないけれど保育園に入れない……という場合でも、一時預かりなら利用できる場合があります。
一時預かりの場合、自治体の窓口は通さずに、保育園に直接申請することになるのです。
預かりの時間帯や給食の有無など、通常保育よりも制限されるケースが多いことや、収入に関係なく一律で保育料が決められていることなどがデメリット。
異年齢混合での保育 になるケースが多いので、その点も通常保育とは異なります。
でも、パートタイムや在宅仕事などであれば、十分継続的に働くことが可能でしょう。
5.認定こども園
幼稚園と保育園の特色をあわせ持つ のが認定こども園。保育を必要とする家庭も、幼稚園として通いたい家庭も両方利用可能です。
途中で就労状況が変わっても、保育所のように退園しなければいけない、ということがありません。
ただし、認定こども園といっても特色はさまざま。個々の園の様子をリサーチしておく必要があるでしょう。
幼稚園同様、専業主婦世帯にあわせて行事やお手伝いが設定されるケースもあるようなので、確認が必要です。
終わりに
「保育園に預けられないから働けない」と思うかもしれません。でも、実際にはさまざまな保育サービスを利用しながら働いている人も多いものです。
まずは保育園以外の情報も含めて、周辺のリサーチをすることから始めてみませんか?
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